離婚調停のはなし

離婚調停2年目。全然終わらない

離婚調停、やってはいけないことは?

離婚調停を申し立てると、おおよそ1か月に1回ずつ調停が行われます。幸運なことに1回目に離婚で話がまとまっても財産分与や養育費など決めることがあるので、最短でも2、3回、3か月以上はかかるものと思われます。

もめれば半年、1年と長期にわたる離婚調停。やってはいけないことを押さえておきましょう。

調停を無断欠席

これは私が相手にやらかされたのですが、調停委員に対してめちゃくちゃ心象が悪くなります。絶対に出席しましょう。難しいときは家庭裁判所に連絡すれば、期日を変更してもらえます。弁護士を依頼しているなら、単独で出席してもらうこともできます。

感情的になって話す

申立人はどうして離婚したいのか、何が起きたのかを淡々と分かりやすく話す。申し立てられた人は申立人の説明に対して事実を話し、違っているところは淡々と訂正。お互いの悪口や不満を調停委員に聞いてもらう場ではないので、感情をできるだけ押さえて理路整然とわかりやすく話しましょう。

強固な姿勢をとる

離婚調停は双方の希望を無理やり押し通す場ではなく、落としどころを見つけて(円満でもそうでなくても)解決に導く場所なので、「絶対離婚しません!」「財産は渡しません!」と頑なになってしまうと話が進みません。裁判官も調停委員もなす術がなくなれば、調停が不成立になる可能性があります。皆さんお忙しいのです。譲れないところは主張しつつ、それでも譲歩できるところは譲歩し、お互いのよき落としどころを見つけられるようにしましょう。

直接協議しようとする

調停まで進んでしまったということは協議が無理であるという段階なので、直接話し合おうとするのはNG。別居中の申立人にしつこく連絡する、接触をはかろうとするのはダメゼッタイです。

通学路などで子供を待ち伏せ

子供と別居している親がやりがちなのが、無理やりに子供と会おうとすること。親なんだから会う権利はあるのですが、別居中だと状況によっては連れ去り事案に該当して大変なトラブルに発展する可能性も……。調停で親権や面会についてしっかり協議することが、お子さんに会える近道です。

相手に嫌がらせ、誹謗中傷をする

相手の勤務先に嫌がらせの連絡をしたり、相手の親族に連絡して文句を言ったり、嫌がらせにあたる行動は調停に不利にしかなりません。お怒りは理解できますが絶対にやめましょう。また、最近は離婚調停の進捗をTwitterなどでつぶやく人もいますが、特定できそうなレベルでの相手への文句や誹謗中傷、個人情報を晒すなども絶対にダメです。

交際を始めちゃう

「もうどうせ離婚するんだし」と新しい交際相手を探し回る、なんてわんぱくな人は少ないと思いますが、調停が成立するまで婚姻関係は続いています。不貞行為にみなされてしまってはもったいないので、我慢しましょう。ちょっとの間です。

以上、思いつく限りで“やってはいけないこと”をご紹介しました。一番は調停でしっかり相手の意見を聞き、伝えることは伝え、早期に解決できるようじっくり考えること。お子さんのいる方は、お子さんにとってどんな形が一番いいのかを考える必要もあります。調停中は心がささくれて身を削がれるような感覚がありますが、終わらない調停は(たぶん)ありません。終わらなきゃ裁判に進めばいいのです。いい結果で終わるよう、がんばりましょう。

 

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