離婚調停のはなし

離婚調停2年目。全然終わらない

弁護士なしで離婚調停をやってみた!

離婚調停の申し立ては誰でもできますが、弁護士をお願いしたほうがいいのでしょうか?

私は調停を申し立てる前に、2軒の弁護士事務所で無料相談を利用しましたが、どちらの先生も私のケースを聞き、
「たぶん有利に進みそうだから、ひとまず弁護士なしでやってみては?離婚調停の途中で難しいと感じたら依頼するのもあり」
という回答でした。

弁護士に依頼すると着手金で10~30万、調停に同席してもらう場合は日当、慰謝料や財産分割などを得たらその分に報酬金も発生するので、かなりお金がかかります。

離婚調停を申し立てるだけなら最初の1,200円と切手代、調停中にかかる費用は財産開示などの資料を用意するときのコピー代や裁判所までの交通費くらいで済むっちゃ済みます。

ということで、弁護士なしで調停に挑んでいる体験談をベースにメリットデメリットをまとめてみました。

ちなみに私の場合は、非があるはずの相手方(夫)が弁護士を雇ってくれるというラッキーにも恵まれたので、そちらも踏まえて解説します。

調停で弁護士を雇うことのメリット

相手方との連絡を取りやすい

弁護士を通して連絡が取りやすくなるのが最大のメリット。うちの場合は別居時に置いてきてしまった荷物を取りに行く必要があり、弁護士に連絡して相手方に自宅を空けてもらう時間を設定してもらえました。ちなみに2023年11月現在は相手方が調停に来れなくなり弁護士だけが出席しています。弁護士がいなかったらこのまま不成立、離婚訴訟へ、となって結果こちらも弁護士を依頼することになっただろうと思います。

心強い

裁判所へ行くと同日に調停が入っている人と待合室で一緒になりますが、結構な割合で皆さん弁護士を伴って来ています。弁護士とその日の調停の相談をしている様子を見ると、いるだけで心強い、というのはかなりのメリットですね。(私はいつも一人なのでちょっとさびしい)

交渉が有利にすすむ(かも)

調停において自分が不利である場合、弁護士がいることで有利に進められる可能性が高そうです。私の場合は圧倒的に相手方が不利ですが、調停委員から漏れ聞こえてくる弁護士の交渉内容からは、自分たちの言い分をしっかり伝えてきて、取るところは取るし、払わないところは払わない、を明確にしている感じがします。

行けないときにお任せできる

離婚調停は基本的に当事者が出頭する必要がありますが、どうしても行けないときは弁護士だけの出頭でもOKです。ただし離婚調停が成立するときは本人の出頭がマストなのでご注意を。

調停で弁護士を雇うことのデメリット

お金がかかる

一番のデメリットは、仕方ないことではありますがやはりお金がかかるということ。最初に書いた通り、かなりのお金が飛んでいきます。

ハズレの弁護士に当たることもある(らしい)

こればっかりは運によるところもありますが、中には微妙な弁護士もいるようです。1回目の離婚調停で相手方に弁護士がついたことを調停委員が説明してくれたときに、
「でもあちらの弁護士さん、ちゃんとやってくれそうな人でしたよ」
と言われました。“ちゃんとやってくれそう”ということは、“ちゃんとやってくれなさそう”な人もいるということなので、無料相談などを活用しつつ、アタリの弁護士を引くことが重要ですね。

以上、メリットデメリットをまとめてみましたが、私の場合は相手方弁護士が申立人である私の方に理解を示すという謎現象も起き、弁護士がいることで助かっている部分はかなり大きいです。

まずは調停を1回やってみて、大丈夫そうならそのまま、こじれてきたら途中から依頼する、というのがよいのかも、と思います(無料相談に行ったときの弁護士の受け売りですが)。

とはいえ、弁護士費用は高いし、どの先生に頼んでいいのか分かりませんよね。私は「○○市 離婚 弁護士 無料相談」でググってヒットしたところを2軒適当に回るという荒業でしたが、話しやすさ、先生のやる気みたいなものの違いは何となく分かりました。余裕があればいろんな事務所を回ってみるといいと思います。

ほかには、法テラスや自治体の法律相談を利用するのもよさそうです。法テラスだと無料相談、弁護士の紹介、弁護費用の分割払いなどの相談にのってもらえます。収入の審査などがあるので、公式サイトをチェックしてみてください!

www.houterasu.or.jp

 

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