離婚調停のはなし

離婚調停2年目。全然終わらない

離婚調停の流れ③離婚調停2回目、相手方が来ない!

今回は2回目の離婚調停までの準備~2回目調停の流れについて説明します。まさかの事態ですが、イレギュラーな流れとして参考になれば幸いです。

※注:申立人は調停を申し立てた人、相手方は申し立てられた人、です。この記事のケースでは相手方=夫となります。

2回目の調停に向けて書類を準備

前回の離婚調停で相手方が離婚に同意してくれてホッと一息。2回目の調停では財産開示をする必要があるので、書類の準備が必要です。

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我が家のケースはマンション(夫名義、住宅ローンあり)、車(夫名義、残債なし)、貯金(すべて私名義で管理)という状態なので、こちら側で証明する必要があるのは別居時の私の資産です。

・預金通帳をコピーする場合は通帳の名義のページと、別居時の残高のページ
・ネット通帳ならインターネットバンキングでCSVダウンロードかキャプチャ

ということだったので、ひたすらコピー。iDeCoやNISAなどの残高も必要なのでそちらもキャプチャをとってプリントアウト。子供用の貯金は子供のものなので、財産分与からは除外です。

ただし、私の場合は

  • 独身時代の私の預金
  • 結婚時に判明して肩代わりした夫の借金の支払い
  • 別居後に私が夫の口座に振り込み続けた住宅ローン分のお金(別居時に夫が無職だった)
  • 夫の口座に振り込まれているはずの児童手当

などもあったので、財産分与でもらえる、もらえないに関わらず、そちらの領収書や振り込みの明細などもコピーしました。

相手方に渡す分、裁判所に渡す分の2通が必要なので、がんばってコピーしましょう。独身時代の預金通帳は捨てずにとっておいてよかったなあと思ったひとときです。

家庭裁判所へ行く

時間になったら窓口、または申立人待合室など、指定された場所へ行きます。私は今回も相手方との接触を避けるため、調停室に誘導されてそちらで待機です。調停は話し合いのラリーを2往復しますが、2回目の調停は私が後攻だったので、相手方の意見を聞いた状態の調停委員が来る、という状況からスタートでした。ちなみに離婚調停は、基本的にはずっと同じ調停委員が対応してくれるようです。

相手方、まさかのブッチ

相手方の話を聞いた調停委員が調停室にやってきたものの、2人とも浮かない表情。聞けば、相手方はまさかのブッチ、1回目の調停から相手方と連絡が全くとれない弁護士が一人で出席。話し合いが進まず弁護士も困惑しているので、調停委員から

「相手方の先生がお会いしたいそうで、こちらの調停室にお呼びしていいですか?」

と驚きの提案。今日の調停で全く収穫がないのもなあ…、と思い同意をすると、相手方の弁護士がこちらの調停室に登場。相手方と連絡がとれない、困りました、などの事情を聞いて、この先どうなるか分からないけれど、と不安もありつつ、ひとまず3回目の調停期日を決めて終了。

離婚調停というのは相手方と会わないように話し合う場のはずが、まさかの申し立てられた張本人(夫)以外全員集合、という不思議な空間に……。

せっかく準備した財産開示の書類なども提出せず、がっくりと家庭裁判所を後にしました。

 

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