離婚調停のはなし

離婚調停2年目。全然終わらない

離婚決意!別居するまでにやること

離婚を決意して、相手と協議ができるようなら同居のまま離婚の話し合いを進めればいいのですが、そうはいかない、身の危険を感じる、という方は、別居するのがベターです。

2023年11月現在、絶賛調停中なのでくわしくは書けませんが、夫の暴言や浪費、無職などが別居に踏み切った原因です。私が実際に別居するまでに行ったことをまとめてみました。参考にどうぞ。

※私の場合は仕事をしていたこと、家計の管理は私がしていて私名義の口座で貯金をしていたことから、別居がしやすい状態でした。その点をご理解いただいたうえでお読みください。

話し合いを持ってみる

急に別居というのはやや乱暴な気がしたので(向こうの方が乱暴ですが)、ひとまず夫の問題行動について話し合いを持とうとしました。私は既成事実を作るために試みましたが、身の危険を感じる方は避けましょう。

警察に通報

上記の話し合いからの続きです。以前もお金や仕事について話題にするとキレることがあったので、今回は暴言や暴力は致し方なし、もしそうなれば通報して逮捕してもらえるから逆にありがたい(今思えばなかなかギリギリ)、などという極限状態で話を持ちかけてみると、案の定ブチギレです。暴力はなかったものの、夫が持っていたカバンを床に投げつけるなどの行動が見られたので110番通報。警察官が2名やってきて、それぞれに事情聴取。夫側の意見を聞いた警察官から「あの状況だと話し合いも難しいし、身の危険もあるから離れたほうがいい」との意見を聞き、その日は終了しました。(これが後々、私の身を助けることになります)

市役所の窓口に相談

別居をするにしても何から手をつけていいのか分からず公的機関の窓口などをネット検索していると、市役所にある婦人相談の窓口を発見(家庭相談窓口など、自治体ごとに異なる名称で設置されていると思います)。電話で相談の予約をして、指定日に市役所へ行きました。2名の女性相談員の方が今までの経緯を聞いてくださって、やはりここでも別居を勧められました。ひとり親になったときの支援情報、離婚調停の手続き方法や集めておくべき書類、学校への相談方法などのアドバイスを受けて一安心。

戸籍謄本の取り寄せ

上記の窓口でのアドバイスを基に、離婚調停申し立てのために必要な戸籍謄本(全部事項証明書)を取り寄せました。忌々しいことに夫の希望で夫の祖父母が暮らす遠方を本籍地にしていたので郵便で取り寄せる必要がありましたが、本籍地が近い方は役場で受け取れるのでそこまで手間ではないですね。市役所の相談員さんからは、自宅に戸籍謄本が届いて夫に怪しまれるのを防ぐため局留めで送ってもらう、念のため3通請求しておく、などのアドバイスも!ありがとうございます。

弁護士に相談

離婚調停を申し立てるにしても、ひとまず弁護士に一度相談してみようと、無料相談を行っている弁護士事務所をググって2軒回ってみました。経緯などを話すと私側に有利な条件でいけそうであることを確認、どちらの先生も「まずは調停だけは弁護士なしで申し立ててみては?途中から頼むこともできますよ」ということだったので、自力での調停申し立てを決意。

別居を決意、実家に連絡

別居を決意したものの子供の転校は避けたく、一旦遠方の実家に戻ってしばらく暮らし、夫が探し回って諦めるまでの時間稼ぎをすることに。実家にしばらく居候させてもらうようお願いしました。

学校へ相談

放課後に担任に面談の時間を取ってもらって別居の件を相談。タブレット端末でオンライン授業が受けられるので、実家にいる間はその対応をしてもらうことに。オンラインで出席していても欠席扱いになってしまい、最長でも1か月ほどしかその対応はできない、ということでした。

引越し先探し

学校の欠席の限界は1か月ほどなので、実家から戻ってきた後の転居先を見つけておくことに。夫の行動範囲を考えると学校を挟んで自宅の反対側なら土地勘が薄いと判断して、そのエリアで見つけたアパートを内見・申し込みました。契約書や重要事項の説明などは郵送、オンラインで対応してもらえて助かりました。

荷造り

当時住んでいたマンションに帰ってこれるかは分からないものの、すべては持っていけないので預金通帳や仕事に使うもの、当座の衣類など必要なものを最低限、バレないように荷造り。毎日一箱ずつ隠れるように郵便局に運び、せっせと実家に発送。(その後夫に売却、廃棄されるというハプニングがあったので、トランクルームなどを借りてできるだけ退避させておけばよかったと後悔)

離婚調停の申し立て

家庭裁判所へ行き離婚調停を申し立てました。詳しくはこちら。

divorce2023.hatenablog.com

警察に相談

警察署の生活安全課へ行き、以前通報したことがあると説明すると、警察署に残っていた記録をベースに資料を作ってくださいました。別居する旨と決行日、実家の住所などを伝えて、夫から捜索願が出た場合に不受理にしていただくよう処理を依頼。

レンタカーを借りる

実家までやや距離があり、子供の学習用品など事前に送れない荷物もあるので、レンタカーを借りました。昼逃げなので夫が外出する時間を見計らって出ていく必要があるものの、見通せないので乗り捨てで48時間レンタル(高かった)。

学校へ荷物を取りに行く

別居の件は子供にバレてしまうと夫に伝わる恐れがあったので、完全に秘密にしていました。別居決行日は土曜日を予定していて、前日となる金曜日の放課後、子供が帰宅したら入れ違いに学校へ行き、先生がまとめてくれた荷物を引き取ってきました。ありがとう先生。

子供に別居の件を話す

前日に子供に、お父さんが仕事をしなくて困っていること、一緒にいるとお父さんが怒ってしまうので少し距離を取って落ち着いてもらうこと、という理由を話し、子供にしばらく実家に帰ることを説明。急なことでびっくりして泣いていましたが、翌朝になると「しばらく学校に行かなくていいし、いとこと遊べるし最高じゃん」と気持ちを切り替えていて衝撃。実家に同年代の甥姪がいてくれて助かりました。

昼逃げを決行

当日の朝にレンタカーを取りに行き、自宅近くのコインパーキングに駐車。夫がマンションにいない時間を見計らって少しずつ荷物を車に積み、夫が一時帰宅したので一旦作業をストップ。再度夫が出かけた隙に最後の荷物を積み、子供と一緒に実家に向けて出発。

ちなみに黙って出ていくとよろしくないということなので、ダイニングテーブルの上に以下のような書面を置いていきました。

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○○様

あなたの行動や言動、度重なる暴言、浪費などに耐えかねるため、●月○日より別居いたします。

本件は○○警察署、○○市役所婦人相談窓口へ連絡、相談済みです。

私や子供の関係先に押しかけることのないようお願いいたします。

直接の対話は無理と判断し、○○家庭裁判所に離婚調停を申し立てました。調停期日の連絡が入ると思いますので、以後の協議は調停の場でお願いいたします。

 

○○○○年●月○日 △△△△(印)

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そしてレンタカーで発進!追いかけて来ないか、高速に乗るまで気が気ではありませんでした。

続きはこちら。

divorce2023.hatenablog.com