離婚調停のはなし

離婚調停2年目。全然終わらない

シングルマザーでも家は買える?家は買うべき?

我が家は賃貸住まいですが、婚姻時は購入したマンションに住んでいました。

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離婚調停の初回で、マンションの住宅ローンを私が借り換えることでそのまま暮らしたいと申し出て、その時点では同意をもらっていたので住宅ローンの仮審査をしてみました。

数社申し込み、ネット銀行の2社はOK。地方銀行の1社は電話がかかってきて、状況によっては融資できるかもしれないから、もし本当に決められそうなら一度来行してください、とのことでした。この地方銀行は住宅ローンが通らなくて困っていた会社の上司が最後の砦としてお願いして、何とか通してもらえたという銀行なので、おそらく本格的に借りることになった場合はいけたっぽい気がします。

当時の私の就業形態はフリーランスでしたが、特定の企業との契約があり固定の収入が見込める、という点で評価されたようです。シングルマザーでも正社員である程度の勤続年数があり、年収に見合った借入額であれば、「シングルマザー!はいダメー!」となることはないのでは、と思います。

……結果、我が家はいろいろあってマンションは売られることになってしまい、せめてもの救いは購入時より不動産価格爆上がりで収益が出そうなことだけです。

ちなみに我が家は離婚が成立したら、相手に住所を知られないよう引っ越す予定です(離婚成立前の住所は戸籍に残ってしまうため)。調停がまったく進んでいないので今後の住居をどうするかはノープランですが、我が家の場合は購入と賃貸、どちらがいいのかを考えてみました。

現在の家賃について

現在住んでいるアパートは2DKで、家賃は88,000円(管理費込み)。このほかに1年ごとに火災保険料10,000円、2年ごとに更新料で家賃の1か月分がかかります。子どもの学区を変更しないためと、セキュリティなどを考慮した結果、少々高いアパートに住んでいます。

これを基準に、子どもが巣立つまでを10年として、購入と賃貸でかかる金額を比べてみます。

1500万円の中古マンションを購入したら…?

今住んでいるエリアで、築30年超・2LDKほどのコンパクトなマンションであれば、1500万円程度の物件が出てきます。以下の条件で住宅ローンのシミュレーションをしてみました。

頭金:200万円
返済方法:元利均等
金利タイプ:固定
金利:2%
返済期間:35年
ボーナス払い:なし

以上の条件にすると、毎月の返済は43,064円。ただし、マンションは管理費・修繕費・固定資産税がかかります(地域によっては町内費がかかるかも)。ひとまず全部まとめてざっくりと40,000円を足して、マンションを購入した場合の毎月の住居費は83,000円ほど、としてみます。

アパートを借り続けると……?

現在と同じアパートを借り続けた場合、引っ越さなければ88,000円に、先述の火災保険料や更新料がかかります。引っ越すと引っ越し代や初期費用などが発生しますが、一旦それは考慮せず比較してみます。

購入と賃貸、10年間の比較

先述した金額を10年としてカウントすると、以下の通りとなります。

購入:830,000円
賃貸:1,405,000円

わあ!購入したほうが575,000円もお得!

……と思いきや、購入の場合は頭金を200万円支払って計算しているので、貯蓄はその分目減りしています。

また、マイナス金利政策が解除されたので、サンプルとして計算した「固定2%」というのも、少々厳しい見通しになる可能性があります。さらに居住スペースの設備の修繕は自腹です。

賃貸と購入、それぞれのメリット

賃貸のメリット

■ライフスタイルに合わせて住み替えられる

我が家の場合は私が在宅勤務ができるので、子どもの進学に合わせて学校の近くに住み替える=通学にかかるお金を節約できる、ということが可能です。子どもが巣立ったら私はどこに住んでもいいので、地元に帰るなり好きな場所に住むなりできます。

■設備の不具合やリフォームは管理会社におまかせ

経年劣化でエアコンが壊れたなど、設備の不具合は管理会社が修理してくれるので、自分でお金を払う必要はありません。その分は家賃に含まれている、ということですが。

■近所付き合いのわずらわしさナシ

賃貸の近所付き合いはドライなので、理事会がどうのこうの、町内会が、というようなわずらわしさはありません。ヤバい人が近所に引っ越してきたら逃げる、という方法も。

■安くしようと思えばできる

収入が減っても住宅ローン待ってて!とはいきませんが(銀行に相談はできます)、賃貸なら安いところに住む、という方法は使えます。

購入のメリット

■自分のものになる

ローンが終われば自分の財産に!マンションだと管理費・修繕費、戸建てでもリフォーム費用、そしてどちらも固定資産税はかかりますが、払い損にはなりません。

■賃貸と同等の支払額でグレードが上がる

先ほどの比較はアパートVSマンションでしたが、同じくらいの支払額でもマンションの方が設備や広さが上、ということがほとんど。

■団信が生命保険代わりに

住宅ローンに団信をつけていれば、ローンの名義人に何かあった時に住宅ローンの支払いが免除されます。その分は金利に上乗せされているとはいえ、生命保険の代わりと考えればお得なのかも。

■好きなように暮らせる

持ち家なら自分の好きなようにカスタマイズできるので、暮らすのが楽しいですね。

■老後も安心

年を取ると賃貸が借りられないかも、という問題がありますが、購入しておけばその点は安心。年金生活になった時点で住宅ローンの支払いが終わっていれば、住居費が安く抑えられるという点は魅力的です。

このほか、条件が合えば住宅ローン控除を受けられるのはかなりのメリットですね。

結論:我が家は賃貸でいきます

いろいろ考えましたが、子どもが巣立つまでは、ひとまず賃貸でいきます。我が家の場合は子どもの進学先に合わせて住み替えることで諸々の費用が安く済ませられる、というのが一番のポイント。離婚成立後に引っ越すときはもう少し安い物件に住み替え、ひとまず貯蓄に励み、子どもが巣立ったらそのときにまた住居について考えようかなと思います。

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