離婚調停のはなし

離婚調停2年目。全然終わらない

弁護士の無料相談、どの程度の相談ができる?

離婚するぞ!と決めて、悩ましいのが弁護士を頼むかどうか。

ちなみに私は協議が無理だったので別居と同時に離婚調停を申し立てましたが、相手方についた弁護士さんにちゃっかり便乗しています。

別居前に弁護士の無料相談を2軒利用したので、そのときの体験を記録しておこうと思います。無料でどの程度の相談ができるか、参考にぜひどうぞ。

1軒目:老舗法律事務所の所長(60代半ばくらい)

まず1軒目は、住んでいる市でも老舗らしき法律事務所を選んでみました。「○○市 弁護士 離婚」でググったらトップに出てきた、というのも単純かつ大きな理由です。

電話したら割と早めに予約が取れて、当日は事務所へ行き名前を告げると個室に案内されました。事務所内は応接間のようなところがあり、そこから奥にのびる廊下の両側にそれぞれ個室が向かい合わせで2部屋ありました。

時間になると弁護士登場、HPで見た所長さんでした。年の頃は60代半ばくらい。

ひとまず紙に聞きたいことを列挙しておいたのでその紙を渡し、離婚したいと考えていること、離婚したいと考えるに至った理由などを説明。所長さんは気だるそうに
「そうだねえ、協議は難しそうだからまずは離婚調停だね」
と一言。別居を考えているのですが、黙って出ていくことで悪意の遺棄になるでしょうか、と聞くと、
「まあ相手に問題があって避難するような形でしょ、大丈夫でしょ」
との答え。それからもいろいろ質問すると
「まあそうね、大丈夫でしょ」
とゆる~い返事。早々に聞くこともなくなり、無料相談の30分を余らせる形で終了。渡した紙も返され、やる気ない感じだったのでこりゃダメだ、と思いつつ事務所を後にしました。

2軒目:口コミ評価がめっちゃ高い弁護士(40代半ばくらい)

前回の反省も踏まえ、2回目はいろんなところで口コミ評価の高い弁護士をチョイス。前回に比べてちょっと若い40代半ばくらいのまあまあイケメン弁護士です。前回同様に経緯を書いた紙を渡し、離婚調停を申し立てること、別居は悪意の遺棄にはならないか、などを質問、丁寧に受け答えをしてもらえました。
「いろいろお聞きして、たぶん離婚調停で不利になるとは思えないし、揉めるかどうかも未知なので、ひとまず弁護士なしで離婚調停を申し立ててみては?始めてみて難しいとなれば途中から弁護士を依頼することもできますので、まずやってみる、ということでよいと思いますよ」
とのアドバイスをいただきました。

渡した紙も「こちらで保管しておきますね」と受け取ってもらって、もし揉めたらあんたに頼むで!と思いつつ事務所を後にしました。

そのまま調停に突入し、相手方に弁護士がついたのをいいことに結局そのイケメン弁護士にお願いすることはなく今に至りますが、無料相談でもどの程度話を聞いてくれるか、誠実に対応してくれそうか、などは分かるので、依頼する前にいろんな事務所で相談してみるのは大事だなと思いました。

そして相談に行く前に、離婚に至る経緯や要求する点、質問事項などをまとめておくとスムーズに相談ができるのでおすすめです。無料相談は30分、60分と事務所によって異なりますが、意外とすぐに終わってしまいます(私は初回の相談は時間を余らせましたが……)。

少し話は変わり、離婚調停の1回目。相手方に弁護士がついていることを全く知らず、調停員から聞かされてびっくりしたのですが、その調停員から
「でもよかったわよね、向こうが弁護士を立ててくれたから、連絡は弁護士を通せることになったんだから、頼む手間も省けたわけだし。あちらの弁護士、ちゃんとやってくれそうな人ですよ」
とのこと。ちゃんとやってくれそうな人、ということは、この世にはちゃんとやってくれそうにない弁護士もいるということで、やっぱり人選は大切なんだなと思った次第です。

 

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