離婚調停のはなし

離婚調停2年目。全然終わらない

離婚調停の流れ②離婚調停1回目

離婚調停を申し立てて、無事に調停期日1回目を迎えたら、いざ家庭裁判所へ!がんばりましょう。 

ちなみに申し立て方法はこちら。

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※注:申立人は調停を申し立てた人、相手方は申し立てられた人、です。この記事のケースでは相手方=夫となります。

離婚調停1回目までに準備しておくこと

私の場合は、1回目だからか調停に相手方が出席するかどうかが分からなかったこともあるのか、家庭裁判所から提出を求められた書類は戸籍謄本(全部事項証明書)だけでした。ケースによっては書類を事前に提出する必要があるので、家庭裁判所の指示にしたがってください。

調停を申し立てるに至るまでの経緯は調停委員に説明する必要があるので、理路整然と私情を挟まず話せるようにカンペを用意しました。といってもパッと見てパッと話せるように、簡単なものです。以下のような感じ↓

・202●年○月から浪費がひどくなった。
・202●年○月△日に暴言を吐かれた。
・●●、〇〇という理由で離婚がしたい。

調停委員の方に細かく聞かれたときのために、入籍日、相手方と自分の職歴、相手方がトラブルを起こした日、などをエクセルで時系列順にまとめておきました。手書きでもいいですが、エクセルやワードにまとめてプリントアウトして持参すると安心です! 見やすいフォント&重要な部分は大きめの文字や太字にしておくと読みやすいのでおすすめ。

家庭裁判所の窓口へ行く

時間になったら家庭裁判所の窓口へ行きます。調停期日の連絡の書類に、どこの窓口に何時に行くかという記載があるので、その指示にしたがえばOK。私の場合は相手方とバッタリ会ってしまうことがないよう配慮をお願いしたため、私の調停時間は相手方より30分早く設定してありました。

窓口で期日の書かれた書面を提示すると、職員の方が調停室へ誘導してくださいました。ちなみに私は1階、相手方は2階と調停室が分けられていたようです。通常であれば申立人待合室*にそのまま行って、調停委員に呼ばれるまで待つことになります。(*…当日、同じように調停が入っている人たちと一緒に過ごす待合室)

私が1回目に使った調停室は8畳くらいの会議室、といった個室で、中央にテーブルと椅子が4脚あり、調停委員と向かい合って座るようになっていました。

調停委員が登場

時間になると、調停委員が調停室にやってきます(待合室で待つ場合は、調停委員が呼びに来ます)。調停委員は男女2名。私のケースではどちらも60代くらい、裕福そうな身なりの、それなりに社会で活躍してきたと思しきお二人でした。

ちなみに調停委員は弁護士や医師、建築士、地域に密着して活動してきた方など、裁判所が選任した人で、原則として40歳以上~70歳未満の方だそうです。私があたった調停委員のお二人の職業は分かりませんが、男性の方は不動産の話になると異様にくわしかったので、おそらくそっち関係の方だと思われます。

調停委員から質疑応答

調停委員が登場すると、離婚調停の進め方の説明がなされます。その後聞かれたのは、以下のことです(私の場合)。

  • 離婚しようと思った理由
  • なれそめ
  • この後どうしたいか、相手に求めること

なれそめを聞かれるとは想定せず、ちょっと恥ずかしかったですが笑、そのほかは想定内の質問なので、メモを見ながら落ちついて話せました。当時は新型コロナウイルス対策として1回20分を2ターンという時間設定だったので、ここで私のターンは終了。調停委員は相手方の調停室に移動します(通常は調停委員はそのままで、こちらが待合室に戻ります)。

調停委員と2回目の質疑応答

待つこと30分ほど。相手方の意見を聞いた調停委員が戻ってきます。ちなみに待ち時間は調停室でメモを見直したり、持ってきたお茶を飲んだりして、まったりと待ちました。

2回目の質疑応答は調停委員が相手方に聞いた話を説明してくれるので、ひたすら聞くターンです。

ちなみに、調停を申し立てられた相手方が何と代理人(弁護士)を伴ってやってきた、という衝撃もありつつ、調停委員から相手方の意見として出されたのは

  • 離婚には同意する
  • 住宅ローンの残る自宅は、私がローンを借り換えて居住することに同意する
  • 子どもとの面会を希望する

という内容だったので、次回の調停ではお互いに財産開示と面会日の調整などをしましょう、ということで2回目の離婚調停期日を決定。財産開示の書類の作り方も説明を受けました。調停委員から次回期日と時間、提出書類などを記載した書類を受け取り、相手方に会わないように、ということでここで帰宅しました。

所要時間は1時間半弱。調停委員が相手方と話して時間を引き延ばしてくれている間に、大急ぎで家庭裁判所をあとにしました。

※あくまで私の体験です。各裁判所、ケースで異なるので、参考としてお読みください。

 

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