離婚調停のはなし

離婚調停2年目。やっと終わった

離婚前に別居するべき?メリットとデメリット

我が家は話し合いによる離婚が無理な状況だったので、別居をしてから離婚調停を申し立てる、という手順を踏みました。協議がスムーズにいけば離婚前に別居する必要はないのですが、離婚するくらいの関係になっている場合、それはなかなか難しいのかも?という気もします。離婚前に別居することのメリット・デメリットを考えてみました。

メリット

離れることで冷静に考えることができる

おそらく離婚するくらいなので、ケンカすることもあろうかと思います。もう顔も見たくない!なんていうこともありそうです。そんなとき、別居していればストレスも減り、距離を置くことで冷静になり、離婚すべきか、踏みとどまるべきか、など考えることができます。このまま協議離婚で進める場合は、離婚の話をするためだけに会うことができるので、メリハリがついて話し合いも進むかもしれません。

離婚後の生活をイメージできる

子どもがいて離婚後に親権を持つ場合、片方の親と子どもだけの生活がどうなるか、予行練習をすることができます。

婚姻費用がもらえる

別居していても通常の生活を送るため、収入が少ない側は多い側に婚姻費用を請求することができます。ちなみに私は元夫が無職なので請求できず……。なお、どのくらいもらえるかは収入によるので、別居したけどお金もらえるから専業主婦のままでいます!みたいなのは厳しいかと思われます。

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離婚しやすくなる(かも)

離婚調停でも決まらず裁判になった時に、別居期間が長ければ、夫婦関係が破綻している、という事由になる可能性があります。と言っても5年とか10年とか、かなり長期間の別居が必要です。

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デメリット

お金がかかる

婚姻費用はもらえるものの、二重に家賃がかかるので、やはりお金がかかります。別居のための費用を貯金から取り崩した、となった場合でも、財産分与は別居するまでに夫婦で形成したものが対象になるので、なるべく貯金は減らしたくないものです。

面倒くさい

協議離婚にしても調停離婚にしても、話し合いのために時間を割く必要があります。私は調停だったので1か月に1度ほど期日になったら家庭裁判所に出頭していましたが、協議離婚だと「●月○日にここのカフェで」というように、落ち合って話し合う必要がありそうです。

離婚に向かって加速する可能性が高い

離婚したい、でももしやり直せるなら……と、心が揺れている人にはおすすめできません。一度別居すると、もういいか!離婚離婚!という状況になりやすいと言えます。もう離婚します、と確固たる思いがなければやめておいたほうがいいかも?

なお、私の知人女性で同居しながら協議をして離婚をした人がいます。毎晩子どもが寝てから夫婦で話し合い、ご主人が離婚に同意してから引っ越しや転校などの手続きを進め、2か月ほどは一緒に暮らしていたそうです。その間にご主人は情緒不安定になり、「もうすぐ出て行っちゃうんだねえ」と子どもを抱きながら泣く、などの行動もあり、別居してから話し合ったほうがよかったかな、と話していました。

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